はじめに
卵を茹でる際、卵が割れない対策を講じても、割れてしまう卵があるという経験は、ありませんか。
茹で卵を作る際に、卵が割れること、爆発することを防ぐ対策としては、簡単に分類すると、例えば、次の4つの方法が挙げられます。
- 茹で水に塩を適量加える。
- 茹で水にお酢を適量加える。
- 卵のお尻部分にピンや画鋲などでガス抜き用の小さな穴を開ける。
- そもそも、卵が割れないようにするその他の茹で方もある。
しかし、この記事の目的は、これらの方法をご紹介することでは、ありません。
これらのさまざまな対策を講じても、初めから割れてしまう可能性が極めて高い卵があるのです。
したがって、この記事では、いかなる対策を講じても割れてしまう卵を予め識別し、除外する方法をご紹介します。
「どんな方法を施しても、茹でる際に割れてしまう卵があるな」というご経験がある方は、以下に記す識別方法を是非ともお試しください。
茹で卵を作る際に割れてしまう卵の識別方法
この識別方法は、私の経験から偶然見つけたものです。
しかし、その背景には、次のような事情があります。
ドイツあるいは欧州で市販されている卵は、日本で市販されている卵と違って(しっかりと)洗浄されていません。
卵に汚れや汚物、羽毛、それどころか血が付着している卵すらあったりします。
そのため、卵を使用する際は、まずボールに卵を入れて水で洗浄するのが私の長年の習慣です。
ドイツや欧州では、卵を生で食すという習慣はありません。
しかし、卵かけごはんが好きな私としては、どうしても汚れた卵を洗浄せずに割って頂くことに抵抗がありました。
卵を茹でる際も、やはり卵をまずボールに入れて水で洗浄しています。
以下で紹介する「卵を茹でる際に割れてしまう卵の見分け方」は、この長年の習慣から偶然発見したものです。
この識別方法は、いたって簡単です。以下にその識別方法の手順を記します。
- ボールに卵を入れます。
- 水を注ぎ、卵を優しくそっと洗浄します。
- 卵が十分きれいになったら、水を取り替えて、そのまま卵を水に浸します。
- この時、ある程度の時間、卵を水に浸しておくことをおすすめします。このことによって割れてしまう卵を識別しやすくなります。
- 少なくとも15分は、卵を水に浸してください。
- 30分から1時間くらい浸すと、より確実に識別できます。
- ある程度の時間、水に浸したら、卵を茹でる前に、1個ずつ丁寧に目視点検してください。
- どのような対策を講じても、茹でる過程で割れてしまう卵には、卵の殻に割れる箇所の筋がくっきりと浮かび上がります。
上の画像をご覧ください。
この卵は、極めて高い確率(95%~100%)で、この筋の箇所が割れてしまいます。
このような卵は、10個入りパックで、1~2個見つかる場合もあれば、全く見つからない場合もあります。
私の場合は、通常8個同時に茹でる場合が多いです。念のため10個を洗浄した上で、水に浸します。
そして、この画像のような卵は、予め除外し、ゆで卵以外の目的に使用します。
今回は、その検証および実証をご覧いただくために、この卵も茹でます。
次の画像をご覧ください。
まさに、水に浸した後に浮かび上がった筋の箇所が割れてしまいました。
おわりに
「どんな方法を施しても、茹でる際に割れてしまう卵があるな」というご経験がある方は、この識別方法を是非ともお試しください。
そして、このような卵は、予め除去して、ゆで卵を作ってみてください。