はじめに
「お酢は、洗濯機をクリーニングする際の洗浄剤として使用すると効果がある」という話を聞いたことは、ありませんか。
そして、その際に使用するお酢の適切な量について、疑問に思ったことは、ありませんか。
そもそも、それは、私自身の疑問でもありました。
この記事では、主にドイツのお酢の大手製造者が推奨している適切な量と方法について紹介します。
また、この目的でお酢を使用することの利点と欠点も説明します。
使用するお酢の種類
料理にも使用することができるお酢の中で、ドイツで、19世紀後半以来、何世代にもわたって、掃除の際の洗浄剤・洗浄液として使用され続けているお酢があります。
それは、商品名「Surig/ズーリック」という「木炭から蒸留された酸度25%のお酢」または、そのお酢の成分に準じるお酢です。
お酢の種類としては、ドイツ語で「Essigessenz/エーシッヒエッセンツ」、英語で「vinegar essence/ビネガーエッセンス」と呼ばれるお酢です。
日本では、主に英語由来の「ビネガーエッセンス」という用語が用いられているようです。
ちなみに、この「ビネガーエッセンス」の最大手の製造者にして、開発者の商品「Surig(ズーリック)」(上の画像右側)は、2020年10月現在において、日本でも入手可能です。
このお酢の詳細については、別の記事:
に記されています。ご興味がある方は、こちらの記事もお読みください。
こちらの記事では、それ以外のお酢を使用する際の目安についても、記されています。
この記事の参考動画および参考サイト
この記事では、主にこの「Surig(ズーリック)」を製造している「Speyer & Grund GmbH & Co. KG(シュパイア・ウント・グルント)」社の公式YouTube動画:
および公式ウェブサイト:
で述べられている情報の重要な項目を、原語のドイツ語から通訳・翻訳して紹介します。
その理由は、次の通りです。
- まさに私が日常、洗浄剤として使用している「ビネガーエッセンス」の最大手である製造者の「公式YouTube動画」および「公式ウェブサイト」で発信されている情報であること。
- また、以下で紹介する内容は、上記製造者が「第三者に依頼した科学的実験の結果に基づく安全にして、確かな情報である」と明言されていること。
- したがって、この記事の読者に、ご安心して、お試しいただけるということ。
以上になります。
洗濯機のクリーニングの洗浄剤としてお酢を使用する際の適切な量と投与方法
コーヒーカップまたはティーカップ2杯分のお酢を洗濯機のドラム内または洗濯槽内に投与します。
次に、温度を60度に設定し、予備洗いなしの短いプログラムを開始します。
(温度調整ができない縦型の洗濯機の場合:お酢を入れた後、水を入れ、そのまましばらく酢水を作用させた後、予備洗いなしの短いプログラムを開始すると、効果が上がります。)
このクリーニングを2ヶ月ごとに繰り返すと、カルキの蓄積を防ぐことができます。
洗濯機のクリーニングの洗浄剤としてお酢を使用する場合の利点と欠点
利点
- 洗濯機のドラム内または洗濯槽内のカルキを除去できる
- このクリーニングを2ヶ月ごとに繰り返すと、カルキの蓄積を防ぐことができる
- 自然環境にやさしい
- 消臭効果がある
- ドラム内または洗濯槽内がピカピカになる
- このお酢は、オール・イン・ワンのお酢なので、これ1つあれば、それぞれの用途に特化した洗浄剤・洗浄液を買い揃える必要がない(ミニマリストにおすすめ)
欠点
- この記事で紹介したドイツのお酢の大手製造者が勧めるお酢の量を1回のクリーニングで使用すると、コスト的に他の洗浄剤・洗浄液を使用する場合よりも高くつく
- 洗濯機内の臭いが激しい場合やカビ・細菌の増殖が激しい場合は、これに特化した化学的な洗浄剤・洗浄液の方がより効果が高い
まとめ
この記事では、主にドイツのお酢の大手製造者が公式に勧めているお酢の使用量と投与方法を紹介しました。
それは、次の通りです:
- コーヒーカップまたはティーカップ2杯分のお酢を洗濯機のドラム内または洗濯槽内に投与します。
- 温度を60度に設定し、予備洗いなしの短いプログラムを開始します。
- このクリーニングを2ヶ月ごとに繰り返すと、カルキの蓄積を防ぐことができます。
また、「これは、化学的実験の結果に基づく、安全で確かな方法である」と上記製造者が明言しています。
お酢を洗濯機のクリーニングの洗浄剤に使用する場合は、ご参考ください。
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