はじめに
この記事では、私が常備しているニンニクの漬物三種と作り方を紹介します。
それは、ニンニクの醤油漬け、かつお節梅酢漬け、はちみつ漬けです。
漬け込んだニンニクは、そのまま頂けます。臭いも、味もまろやかになっています。
ニンニクのエキスが抽出された「醤油」、「かつお節入り梅酢」、「はちみつ」は、いろいろな料理の調味料や隠し味、サラダのドレッシングやマリネのソースとして利用できます。
ニンニクの効能については、多くの記事で紹介されています。したがって、ここでは、私が特に期待する効能の幾つかを次に挙げるにとどめます。
- 免疫と体力を付けて、風邪や癌を予防する。
- 血液をサラサラにして、高血圧や動脈硬化を予防する。
- 肝臓を強化する(二日酔いも予防できる)。
作り方は、一番初めの作業を除けば、極めて簡単です。
準備
ニンニクの皮をむく
まず初めに、ニンニクの皮をむきます。この作業が最も面倒な作業になります。
もちろん、ニンニクの皮を簡単にむく方法は、幾つかあります。
例えば、次の通りです。
- ニンニクの皮をむくための道具を使用する。
- ニンニクの皮をむく前に、ニンニクを水に浸して予め皮を柔らかくしておく。
ちなみにニンニクの皮むき器には、次のような製品があります。
これらは、20年以上も前にドイツで購入したものです。
当時は、ユーロが導入される前のドイツマルクの時代。
未だに現役です。
1999年に一時帰国した際、母へのお土産の1つにしたところ、かなり好評でした。
この皮むき器については、別の記事で紹介する予定です。
ニンニクの選別
- 傷んでいるニンニクは、必ず除外してください。
- 良い状態のニンニクを選別してください。
お湯を沸かして熱湯消毒
- お湯を沸かします。
- 皮をむいたニンニクをボウルないし深皿に入れます。
- ニンニクを入れたボウルないし深皿に、沸騰したお湯を注ぎ、極短時間ニンニクを熱湯消毒します。
- 同時に、ニンニクを漬けるために用意した瓶にも、沸騰したお湯を注ぎ、瓶を熱湯消毒します。
- 熱湯消毒したニンニクの水気を切ります。
- ニンニクに残った湿り気をキッチンペーパーでしっかりと拭き取ります。
- 熱湯消毒した瓶の水気をキッチンペーパーでしっかりと拭き取ります。
作り方
醤油漬けと梅酢漬けの場合
- 瓶の8割くらいまでニンニクを詰めます。
- ニンニクが浸るくらいの醤油または梅酢を注ぎます。
- この時、ふたをした際に、醤油や梅酢がふたに触れないようにしてください。特に、長い間漬け込んだ場合には、醤油や梅酢の塩分によって、ふたの内側が腐食したり、錆びる可能性があります。
- かつお節を加えるとより風味が豊かになります(特に梅酢の場合)。
- 1~2週間後くらいからお召し上がり頂けます(ただし、より長く漬ける方が、ニンニクの味や臭いがまろやかになり、醤油やお酢にニンニクのエキスがより多く抽出されます)。
はちみつ漬けの場合
- 瓶の7割くらいまでニンニクを詰めます。
- ニンニクが浸るくらいのはちみつを注ぎます。
- ニンニクの量と瓶の大きさに応じて、瓶の上方に少なくとも1cm~数cmの隙間を設けます。その理由は、
- 漬け始めて数日から1週間くらいの間、ニンニクからガスの気泡が発生します。
- この間、ふたはあまりきつく締めず、時々、ふたを開けてガス抜きすることをおすすめします(ご注意:強烈なニンニク臭が漂います)。
- 3週間後くらいからお召し上がり頂けます(ただし、より長く漬ける方が、ニンニクの味や臭いがまろやかになり、はちみつにニンニクのエキスがより多く抽出されます)。
保存方法
いずれも、常温で漬け込み、長期保存することが可能です。
しかし、私の場合、醤油漬けとお酢漬けは、冷蔵庫で保存しています。
この2種は、特にドレッシングやマリネに使用することが多いので、冷やしています。
はちみつ漬けもマリネによく合いますが、冷蔵庫に入れると、はちみつが固くなってしまうので、常温で保存しています。
私の場合、せいぜい2ヶ月から遅くとも4ヵ月以内にすべて使用しきってしまいます。
醤油漬けの場合は、1年以上、数年は保存できます。
しかし、特に醤油漬けとお酢漬けの場合には、長期保存すると、ふたの内側が変色したり、腐食したり、錆びる可能性があります。
できるだけ、1年以内に使用しきることをおすすめします。
利用方法
漬け込んだニンニク
- そのままお召し上がり頂けます。
- スライスしたり、みじん切りにしたり、ミキサーにかけるなどして、料理の調味料や隠し味、あるいはサラダのトッピングやマリネに使用できます。
ニンニクのエキスが抽出された醤油、梅酢、はちみつ
- 料理の調味料や隠し味として使用できます。
- サラダのドレッシングやマリネのソースとして使用することができます。
- これらの三種類の「ニンニクのエキスが抽出された醤油、梅酢、はちみつ」を調合し、ご自分のお好みの味を探求することができます。
- はちみつの場合は、大匙1~2杯をティーカップ入れ、お湯を注ぎ、「ニンニクエキス入りのはちみつ茶」を頂くこともできます。
注意事項
健康に良いからとは言え、ニンニクの食べ過ぎには、ご注意ください。
この記事でご紹介したニンニク漬けも、まろやかになっているとはいえ、1日に1個から2個、多くとも3個で十分です。
特に胃腸の弱い方は、1日に1個くらいに控えてください。
おわりに
この記事では、紹介しきれませんでしたが、この記事で紹介した「ニンニク漬け各種」および「ニンニクのエキスが抽出された醤油、梅酢、はちみつ」を使用するレシピも今後ご紹介いたします。
例えば、我が家伝統のレシピ「ニンニク醤油漬けを使用した至高のドレッシングのレシピ」も近日中にご紹介いたします。
また、この記事では、紹介しなかったその他のニンニク漬け、例えば「ニンニクのオイル漬け各種」や「ニンニクの味噌漬け各種」もいずれご紹介したいと思っています。
ニンニクで免疫と体力を高め、さまざまな疾患を予防しましょう!