はじめに
この記事では、おつまみに最高の、パリパリにして、サクサクの鳥皮せんべいの私の作り方をご紹介します。
このレシピは、最もシンプルにして、素朴な鳥皮せんべいの作り方になります。
私の場合は、鳥皮の処理段階で塩コショウなどの下味を一切つけません。
また、油をフライパンに敷くということも、ありません。
その理由は、
- 副産物の鶏油(チーユ)に、塩コショウなどの調味料やその他の風味が油に抽出されることなく、正に100%の鶏油(チーユ)を得るためです。
- 何の味付けをしていなくても、とても美味しいということ。
- 塩コショウやレモン汁、ポン酢など、お好みの味で頂きたい場合は、でき上った後からこれらを加えれば良いということです。
材料
今回は、鶏の太もも6個分程の鳥皮を使用しました。
鶏の太もも肉の皮 | 6個分 |
鶏のもも肉の皮 | 4個分程 |
この量の場合は、上部が直径24㎝のフライパンであれば、2回くらいに分けて鳥皮を敷く必要があります。
作り方
作り方は、とても簡単です。
- 鳥皮に産毛がある場合は、魚の骨抜きなどで抜いてください。
- 鳥皮をお好みの大きさに切り分けます。
- この時、少し大きめに切り分けることをおすすめします(それは、鳥皮に火を入れていく過程で、非常に縮んでしまうからです)。
- 例えば、2cm x 4cmとか、3cm x 3 cm、3cm x4cm、ないし4cm x 4cmくらいの大きさに切り分けます。
- フライパンに皮を一枚づつ丁寧に敷いていきます。
- この時、油は使用しません。
- 鳥皮が重ならないように敷きます。
- 最弱火でじっくりと火をいれていきます。
- 火の強さは、初めから最後まで最弱火です。
- 鳥皮から油が徐々に溶け出てきます。その油の中で鳥皮をさらにじっくりと揚げていきます。
- 初めは、白かった鳥皮が少しずつ柴犬色に変わっていきます。
- ときどき菜箸で上から鳥皮をつついてみます。
- この時、鳥皮に柔らかさや弾力性を感じたら、柴犬色になっていても、まだ水分や油が出し切れていません。
- そのままじっくりと、最弱火で鳥皮を揚げてきます。
- 鳥皮から水分が出てくる気泡が少なくなっていきます。
- 菜箸でつついて、鳥皮が固く感じられてきたら、仕上がっています。
- 油を良く切り、きっちんペーパーなどでさらに余分な油分を取り除きます。
- 味付けは、お好みで行ってください。例えば、
- 塩を振りかける
- コショウを振りかける
- レモン汁をかける
- ポン酢をかける
- タバスコを振りかける
- ガーリックパウダーを振りかける
- その他
- フライパンに残った油は、鶏油(チーユ)として使用できます。
- こし器などで油を濾した上で、漏斗/じょうごを使用して空き瓶に入れます。
- 暗くて、温度が上がらない場所で保存します。
- 私の場合は、かつてオリーブオイルが入っていた瓶にこの鶏油(チーユ)を保存しています。
- 下の画像は、この1年間程の鳥皮せんべいからとれた鶏油(チーユ)になります。
どうぞお試しを。